漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

相馬

災害支援

■「一食分の野菜が摂れるあんかけラーメン」なる商品を見つけ、混乱する。え、だってこれで一食でしょう。なんと一食で一食分の野菜が摂れるんです。進次郎構文か。www.katariba.or.jp■カタリバが今回の地震の被災地で子供の居場所を開くという。ふだん不登…

元通り

■今日から訪問再開。明日も一件、明後日は送迎。すっかり元通りの日常だ。■もっと休みたい気持ちの反面、能登の地震を見ると元に戻れるのはありがたいとも思う。あそこに「日常」が戻るのはいつになるのか。東日本大震災からの復興だってまだ終わっていない…

変えましょう

■なんだか冴えない一年だった。細かに見ればよかったこともいろいろあるんだろうが、全体には残念な印象が強い。今年だけのことじゃない。40歳を過ぎたあたりから違和感が増し、50歳台に入り噴出した感じ。不具合を見つけ次第修正してもさらにエラーが出ると…

これからどうなるか

■下水サーベイランスの数値がすごいと山田から聞いていたのだが、なんだかんだと忙しくて忘れていた。今日になってようやく見た。 コロナは先週の2.2倍、インフルは3.1倍。この状態で年末年始に突入するのか。忘年会や新年会に出るのをためらってしまうな。…

言葉の段差

■岩見沢での講演で「子供と話していて『でも』と反論が浮かんだ際は一旦主張を引っ込めた方がいい」と話した。相手のことを考えているようで自分の都合を優先している場合が多い。他人を慮ったつもりで無視してしまうとも話した。■わかっているのにできない…

事実と違うのでは

■昨日の夜から今朝にかけて札幌は大雪との予報だったが、朝、カーテンを開けると昨日とおなじ景色が広がっていた。ツルツルの路面を雪で隠してほしかったんだけどな。今日もおっかなびっくり車を運転する。■カタリバの今村さんがよくわからない記事を書いて…

まだ途中

■凍結路面は車が横に動く。慣れないうちは怖い。そのうち身体が思い出して滑るマージンを残しながら運転できるようになる。いまは思い出している最中。ドキドキしながらボランティアスタッフの送迎。家に戻ってからは急に投網漁に目覚めたちびっ子の相手をす…

ロボ登校

kumanichi.com 市教委総合支援課によると、熊本市の不登校の小中学生は2022年度、2760人。吉里麻紀課長は「先端技術を活用して、不登校のほか病気やけがで長期欠席する子どもを支援する一助にしたい。少しでも意欲が湧き、学校に行くハードルが下がってくれ…

遠い人に聞いてほしいが

■臨床教育学会のオンライン講座を聞き損ねた。すっかり忘れてたよ。ショック。www.hokkaido-np.co.jp■土曜日、岩見沢の親の会「gem」に招かれてシンポジウムに登壇した。道新に記事が出ていたが会員しか読めないし、そのうち消えてしまうだろうから、自分の…

手を止め足を止め

■栗田隆子氏のインターネットラジオをようやく聴いた。配信までの経緯は11月25日の山田の日誌で説明されているが、発端となった東京シューレの性加害事件と不登校新聞社の関係が俺にはずっとよくわかっていなかった。■たとえば2020年2月にはかつて不登校新聞…

疲れやすい

■まだ嗅覚は戻らない。ついでに疲れやすくて参る。家事でもなんでも、なにかすると休憩がいる。動けないほどではないがダルい。イヤだなー。早く治ってほしい。■もっとも、ここは越えたとして、十数年後には加齢でおなじようになるんだろう。予行演習だと思…

戻っていく

■先週、熱を出し二日ほど仕事を休んだ。37℃台後半から上がって38℃程度で、食欲もあり、ちょっとした風邪と思っていたのだが、今朝になって鼻が利かないのに気がついた。味覚に異常はなかったので見過ごしていた。でも、振り返ればハッカ飴があまり気にならな…

どこか変

■土曜は「その『支援』、あるいは、その『イベント』本当に必要ですか?」なる配信を聴くはずがスマホの調子が悪く、5秒聴いては止まるといった具合で無理だった。アーカイブ配信があるそうなので後日あらためて聴こう。■さて、金曜の日誌で触れた文科省の通…

「学校復帰を前提としない」は誤解

■不登校の子に対し「学校に戻ることを前提としない方針を打ち出した」との指摘は誤解だと文科省が通知を出したとのこと。www.kyobun.co.jp2019年10月25日に出された通知をあらためて周知するとの内容なのだが、この2019年の通知は、当時、文科省が学校復帰前…

まあいい

■やたらに腹がすく期間が過ぎて、よしこのあいだに体重調整だと思ったら、また食べたい期間がやってきた。身体が欲しているわけじゃないので適当に脳を誤魔化しながら過ごそう。■午前中はスタッフ送迎。午後は本を読もうと思っていたのに、なんだかんだとや…

栞のテーマ

■すっかり告知を忘れていた。11月といえば「Sapporo・チャイルド・ライツ」。子供とかかわりのあるNPOがあつまり、「子どもの権利」啓発に取り組む。sapporo-child-rights.com■ここ数年は特に本にからめた企画に力を入れている。昨年まではブックカバーを配…

雪で眠い

■金曜夜からずっと雪がちらついている。札幌ではまだだが、北の方はそこそこ積もった地域もあるらしい。そして金曜夜からずっと眠い。午後になると急激に眠気に襲われる。■北海道新聞に先月のフォーラムの様子が紹介された。会員じゃないと全員読めないのと…

与える

■旧札幌第一ホテル横の空き地を掘り返してるなと思って見ていたら、いつの間にか石碑が建っていた。「會津藩白虎隊士 飯沼貞吉ゆかりの地」。ホテルの入口近くにあったのをこっちに移したらしい。しばらく空き屋だったのが買い手が決まったと前に見た。解体…

アレのアレ

■阪神タイガース日本一! やったぜ! 1935年創設で日本一が2回って少なすぎるだろと思うが、まあいいさ。その2回を両方経験したからな。■38年前の優勝時は中学2年生でしたよ。学校のテレビを勝手につけて優勝の瞬間を見た記憶があるが、調べたら土曜日だった…

誰が受け取り誰が配慮する

■先週までガチガチだった肩と腰がなぜか柔らかくなった。立ち方を変えたせいかしら。コリがほぐれたら寝つきもよくなって、眠れるようになったら夢をたくさん見るようになった。昨日は車をぶつける夢だった。帰りに一方通行を逆走する車を見たせいだろう。白…

沈んだ部分で動く

■北海学園で「Nフェス」なる催しをしていたので、ちょっと顔を出す。北海道NPOフェスティバル、略してNフェス。「NPO関係者同士が繋がり、北海道の未来に向けての対話の場」なんだそうだ。n-fes2023.studio.site大学をつかっているからか、学校祭っぽい雰囲…

鬱ごはん

■雪虫の生態はなかなかおもしろいんですよ。今度、通信か日誌に書こうかな。■でも今回はマンガの話。『鬱ごはん』の5巻が出ていた。3年に1巻程度の刊行ペースなので油断していた。というか4巻も買ってなかったよ。 mangacross.jp 自意識過剰で鬱々とした主人…

異質なままでいられるか

■午前中はいつものスタッフ送迎。行きは天気もよく暖かったのが、帰りには冷たい雨が降り出した。あっという間に天気も気温も変わる。■午後からは神奈川の教員サークルに呼ばれ、zoomで話をする。教師相手に不登校の話をするのは正直、得手ではない。枠のな…

変わったのか変わってないのか

■2001年2月、当時の文科大臣だった町村信孝が、自由のはき違えや子どもの権利の行き過ぎが不登校を生むと発言し、批判された。まだ漂流教室を始める前で、どれほど騒ぎになったか覚えていないのだが、文科省のサイトに残る大臣のコメントを見るに、複数の新…

フリースクール白書2022

■フリースクール全国ネットワークの出した『フリースクール白書2022』が届いた。「想像ではなく『数字』で見る」が副題で、フリースクール関係者のみならず行政や企業が見ても参考になるものを目指したそうだ。フリースクール代表者、スタッフ、子供、保護者…

不登校浄瑠璃

■埼玉県の虐待条例改正案は提出見送りになったとのこと。とりあえずはよかったが疑問も。そもそも条例案は10月6日の福祉保健医療委員会で自民、公明による賛成多数で可決され県議会に送られる手はずになっていた。13日の本会議で可決の可能性が高いと反対運…

困難創生施策

■秋晴れの気持ちのいい日。スタッフ送迎で車を走らせるのも楽しい。葉っぱが落ちだしてからのドライブが好きなのだが、長く続かないのが北国のさみしいところ。■さて、話題の埼玉県虐待禁止条例改正。内容が明らかになり反対の署名運動も起きている。www.sai…

10年連続増加

■2022年度の不登校児童生徒数が発表になった。www.mext.go.jp2022年度の全国の不登校児童生徒数は299,048人。前年度より54,000人増でもちろん過去最多。北海道は12,230人でおよそ2,000人増、札幌は4,836人でおよそ600人増。当然、過去最多。■調査結果概要で…

恩師を訪ねて

■10月。しばらく休みになっていた日曜のスタッフ送迎も復活。通る道はおなじでも草木の勢い、空の色、空気の感触が違う。■涼しくなって本を読む余裕も出てきた。積んである山をすこし減らそう。■先日、高齢の女性が漂流教室の事務所を訪ねてきた。あるフリー…

黒い裂け目

■焦りについて、いまの自分を基準に考えても仕方ないのかもしれない。もっともダラダラしていた時期――大学をさぼり家にも帰らず麻雀と飲酒で過ごしていた日々はどうだったか。夜、布団のなかで当時の様子を思い返してみた。■目をつぶってそのころの映像を思…