■北海学園で「Nフェス」なる催しをしていたので、ちょっと顔を出す。北海道NPOフェスティバル、略してNフェス。「NPO関係者同士が繋がり、北海道の未来に向けての対話の場」なんだそうだ。
大学をつかっているからか、学校祭っぽい雰囲気があった。歩いていると知り合いに会う。知らない知り合い(俺が顔を覚えていない人)にも会う。NPO界隈に20年ものたくっていればそうなるのは仕方ない。
■実は漂流教室にも参加依頼があったのだが、ほったらかしていた。これが20年前なら勇んで参加していたろう。ほかの団体とつながるんだ、と。いまはもうそんな気はすっかり失せて、連携とか協働とかただただ面倒くさい。賃仕事は外からやってくるのでどこともつながらないってのは無理だけど、できれば距離を取りたい。こうやってのぞきに行くくらいでいい。おなじような感覚の人がいるのか、分科会のひとつは「やめちゃえNPO、それでいいのかNPO」なるテーマだった。どんな話だったのかは知らない。
■この変化はなんだろうなあ。長い時間が経って地が出たのかもしれない。アピールしてつながりをつくって活動を広げてってやり方に飽きたのかもしれない。それなら会社でいいじゃないと思っちゃうもんな。そういう目立つ活動は若い団体に任せて、動くならもっと沈んだ部分で動きたい。連携じゃなく独歩、協働じゃなく抵抗。そんな感じ。(10/30朝)