漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

取材

漂流教室設立20周年で北海道新聞の取材を受けた。また、あーでもないこーでもない話をして、さてどう記事にまとまるのか。めんどくさいことばっかり言ってごめんなさい。

■来し方を振り返っていろいろ思い出したので、つれづれなるまま団体名を検索する。20年でいろんな団体ができ、消えていった(残っているところもあるよ)。漂流教室が残ってるのは変な言い方だけど事業ベースにしなかったからだろうな。簡単にいうと、無理をしてやってきた。無理が可能だったのは身体が丈夫だったのと運がよかったからで、要はたまたまだ。

■それになんといっても、まわりの助けがあった。ボランティアスタッフ、親の会、ほかのフリースクール、その他関係機関、利用者とその保護者。全方向に足を向けられないので立って寝るしかないくらい。

■取材中、これからどうしたいかを聞かれ答えに詰まる。いや、やりたいことはあるんだけど、漂流教室としてなのか個人でやるのがいいのかまだ判然としない。まあ、言っちゃったから漂流教室の発展形にしていけばいいのか。はっ、そういや総会を開かねばならないよ山田くん。

おかしな願いじゃない

■「なるべく家から出ずに静かに暮らしたい」。そんなに突飛な願いでもないだろう。なぜこれが叶わないのか。ふと疑問に思う瞬間がある。

■そうは言っても働かなければ。生活費はどうするんだ。そんな声が聞こえてきそうだが、生きていくために一日8時間×5日間もつかわねばならないのはどうにも効率が悪い。避ける人が出るのもむべなるかな。

■就職して給料をもらうスタイルがなじまない人もいるだろう。働かない、働きたくないわけじゃない。家事や頼まれごとならこなす。「生活と切り離された仕事でお金を得る」のがピンとこない。

■そうなると途端に仙人みたいな暮らしをよぎなくされるのだが、たかがこの程度の希望でなぜそこまでハードルが上がってしまうんだろうとはじめの疑問に戻る。

ベーシックインカムが正解かはわからない。でも、いまの賃金本位の仕組みもあまりうまくいってなさそうだ。結局、借金を返すために稼ぐって話だからなー。必要なお金が先にあって、それを中心に生活を組み立てる。構造はおなじだ。

■お金の心配がなくなればバリバリ働くって人はきっといる。だって俺がそうだもの。もちろん稼ぎたくって働く人もいる。それぞれの希望がそれなりに回るうまい設計はないものか。

「ふつう」で「変」

■自分の日誌がもっぱら教育ニュースか家事育児になっていて、ふだんの活動が見えづらい(今さら)。といっても、特に訪問はプライベートな部分が多くて難しい。最近の様子をざっくり書くと、

  • 小学生と公園でかくれんぼをしたり
  • ハローワークで職探しを手伝ったり
  • 自作の小説の添削をしたり
  • ダイの大冒険』を一気読みしたり
  • おすすめアニメを教えてもらったり
  • ひたすら将棋を指したり
  • 歴史について調べたり

そのほか雑談やら悩みを聞くやら散歩やら自転車の練習やら、まあいろいろだ。

■こうやって書き出すと「ふつうだよな」と思う。なにを以て「ふつう」とするかって問題はあるけれど、でも、ふつうじゃないですか。ふたりでこんなふうに過ごすのは。

■というか、そもそも漂流教室を始めて20年、「ふつう」以外のかかわりなんてなかったんじゃないか。たまに衝突したり悩んだりしたけれど、それだって「ふつう」でしょう。

■もっとも、相手もそう感じているかはわからない。変な関係だなと思っているかもしれないし、自分がダメだからこんな状態なんだと責めているかもしれない。なので、俺ばっかり「ふつう」で納得しちゃいけないんだけど、一方で手放しちゃダメな感覚だとも思っている。安心と後ろめたさ。穏やかさと変化の希求。矛盾はいつも自分のなかにあって、それが「ふつう」のことなので。だからきっと「ふつう」で「変」だし、「これでいい」けど「これじゃダメ」で、揺れるうちにいつか訪問は終わるのでしょう。

日和

■みなさんこんにちはボラスタの山川です。

■最近あたたかくなり外呑みの季節になりました。こんな天気がいい日には外で吞みたいですね。ベランダで缶ビール片手に風にあたりながら呑みたいものです

■最近自分はそんなに酒が強くないんだなと気が付きました。前はストロングゼロの500㎖飲んでたのに今なんてビール一缶で酔ってしまうくらいになってしまいました。でも美味しい呑み方を見つけてスローペースでお酒を呑み始めました。ちびちびお酒を呑みます。

アトピーなのでお酒を呑むと身体がかゆくなってしまうのである程度で止めて少しずつお酒にかかるお金を貯めていこうと思います。ではまた。

トレーニングしたい

■いよいよ子ども基本法が成立しそうですな。不登校については教育機会確保法があるから、不登校当事者にはどう影響するのか。子ども家庭庁で政府が何をやりだすのかを見てみないと詳しくは言えないけれど、今年から来年にかけては大きな動きがあるかもしれない。最近取り上げられることも多い、教員不足の話もそれに絡んでくるのかもしれない。

■日曜日に酒を飲んだので、月曜日は走るのお休み。足を休めて火曜日以降に走ることにした。最近VO2Maxが上がらないので、上げるトレーニングをしたい。(水曜日)

ひさびさの動物園

■子供を連れて動物園に行ってきた。コロナだなんだで足が遠のいているうちに円山動物園ではけっこう動物が死んでいて、ライオンもトラもオオカミもいなかった。鳥インフルエンザ対策でいくつかの施設は立ち入り禁止になっている。

■一歳児とまわるにはそれくらいの規模でも十分だったが、今後の動物園のあり方を考えてしまう。札幌市は「動物の福祉」を重視した「動物園条例」制定を目指しているそうな。動物の生息環境に関する展示も増えた。

www.nhk.or.jp

■子供ははじめての動物園を楽しんだのかどうか。これからも足を運んで、動物園と子供の変化を見たい。とりあえず南区の動物虐待施設から動物を引き取ってくれないかな。

性差別ネタ

■相談支援パートナーで中学校の授業を見るようになった。その中で随分な性差別だなあというシーンを見た。

■教科書の中に、ある問題を男女それぞれの生徒が解いたものを比較して説明する部分があった。まず女子生徒が1年生で学習した解き方を使ったとして書いてあり、次に男子生徒がそこで習う2年生の解き方を使ったと書いてあった。教師はそれを順番に見せながら、生徒に笑ってもらえるネタとして「普段は男子が最初に来てあまり出来ないことが多くて女子が賢い解き方するけれど、今回は違う。男子が賢い。いつものは、男子が女子に虐げられている今の日本の姿だね」と生徒に話していた。

■これは2クラス同じ授業を見て同じことを言っていたので、教師の持ちネタなのだろう。どちらのクラスでも少なからず笑いが起こっていた。一つのクラスでは女子生徒が「先生、それはフェミニストに怒られますよ」と言っていたが、言った本人も含めてそれでまた笑っていたのであった。

■ああ、こうやって大人によって性差別は強化されていくのだな、と暗澹たる気持ちになりながらそれを見ていた。そこで意見すべきであったかもしれないと思うが、初めて来たばかりのクラスでなんの関係性も出来ていない自分がその話をしても、どうもうまく行かないだろう。ただ、忘れぬように記しておき、機会を見て話をしていきたいと考えている。