漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

furnishingでしたか

■実は先週、またフライパンでパンを焼いた。今度は機械なんぞに頼らず全部自分でやった。ボールに材料を入れて捏ね、丸めて発酵させ、フライパンに並べて焼く。

■ふっくらきれいに焼きあがりましたよ。ホームベーカリーよりこっちの方が早い。発酵時間を適宜調節するのが成功の秘訣と見た。

■久し振りに寒い日で、まだこれくらいの気温の方が気持ちいい。暖かくなるのはもう少し先でいいよ。送迎途中、看板にある「ファニシング」とは何か、スタッフと頭を悩ますが分からず。お互い英語の語彙がない。


■滝川のいじめ訴訟が和解を迎えるという。良かったなと思う。特に当時学校にいた先生たちのために。

■教え子が自殺して悲しくない先生なんていないよ。中3の夏、教壇で泣き崩れる担任を見た俺はそれを知っている。「学校=加害者」という図式は、教師から"ただ悲しむ機会"を奪う。和解が成ってようやく真っ当に悲しむことが出来るんじゃないか。そうだったらいいなと思う。

■「滝川いじめ自殺裁判を支える会」のブログにはこう書かれている。

この訴訟には、「真実を知りたい」「学校の隠蔽体質をなくしたい」「全国でいじめに苦しむ子どもたちへの応援のメッセージを送りたい」という遺族の切実な思いが込められています。

この願いが叶うのは、度合いこそ違え、遺族も教師も関わった人はみんな悲しい、と信じて初めて可能なんじゃないかと思うよ。ここまでいろいろあって、しこりはもう取り除けないのかもしれないが、せめて、それぞれがそれぞれにただ悲しむ時間は保障して欲しい。