漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

札幌市自閉症・発達障がい支援センターおがる主催実践報告会その一

■去年の模様はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/hyouryu/20080527/p2
http://d.hatena.ne.jp/hyouryu/20080529/p2

■今年の副題は「発達障がいの方への支援を考える…それぞれの力を寄せ合って…」司会は去年に続き、おがるの副所長である加藤さん。発表者は

の6箇所から。最後の「チーム☆東雁来」というのは、当事者が自分自身を研究する「当事者研究」の実践チーム。

■おがるからも実践報告があったが、これは主催者紹介のようなもの。とはいえ、昨年から打ち出している、札幌を発達障害支援のモデルタウンにしようという方向性は、改めて聞くたびにわくわくしてくる。そういえば、お笑い芸人を呼んでみようかなんて話しを去年はしていたな。

■児童デイサービスあいりすは、現在おがるの行う機関支援のモデルケースとしておがるのサイトでも所内の様子がわかる通信が掲載されている。話しを聞いていて思うのは、「関係機関との連携と家族との情報共有」という形で療育を行う人が成長できる体制を作ることによって、障害を持った人との関わりがよりよいものになっていくということだ。療育の方法論や知識を頭に入れるというだけではなく、本人の様子をより細やかに見ることができるようになることが、療育を行う人の成長であると思う。で、これは多分、療育に限らず、漂流教室でやっているメンタルフレンドでも同じことが言えるだろうなと思う。