漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

「人間関係」言う前に

■体はもう大丈夫だけど、車の調子がいまひとつ。大事をとって工場で見てもらったら、何のことはない、エンジンオイルの汚れでした。そういや、全然換えてなかったよ。交換して復調。

■「周囲の変化」について。最近とみに語られる「人間関係」。人間関係というからにはひとりでは出来ない。必ず相手が必要だが、相手は関係を持ちたいと思っているのか、という問題もある。今の子供たちは人間関係が希薄だ、などと言う人自身は"今の子供たち"と関係を結ぶ気があるのだろうか。どうもなさそうだな、と思うことが多い。手を差し伸べないで、人間関係が希薄もへったくれもないだろう。子供の人間関係を言うなら、大人から近づいていく必要がある。

発達障害にも「人間関係」はよく顔を出す。これも同じで、それの大事を説くならば、先ず周りが関係を持とうとする必要がある。だが、自身を省みるに、この仕事をしていなければ、わざわざそんなことはしないに違いない。恐らくそういう人はとってもとっても多いはずで、とすれば、やはり「周囲の変化」を訴えることが要る。

■テレビを点ければ、マンションの耐震強度偽装事件の報道ばかり。どこが損害補償をするか、ゼネコンか施主かそれとも国かと喧しいが、いっそ金融会社がローンを破棄するのはどうだろう。要するに、どこも払わない。企業救済に債権が破棄された例はいくつもある。阪神大震災でローン支払い中の家が壊れて、新居を建てるには二重に借金を負わねばならない、という問題が起きた。今回の事件も同じことに俺には見える。同じことならとっとと対策取ればいいのにな、と思うだけだ。このままじゃ、阪神大震災級の地震が起きたとき、何の手も打てないと告白してるようなもんだ。そんなんじゃ、マンションの買い手つかないぞ。もっとも、住宅ローンの仕組以前に、持ち家への意識自体ちょっと変えたら、とも思う。