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■今日明日と合同教研全道集会だが、今年は都合により参加せず。不登校分科会は山田が共同研究者で参加しているので、詳しい報告があるだろう。どんなレポートが出ているかな。■先週、北大教育学部でゲスト講義をしてきた。もらった感想には必ず「感想の感想…
■赤瀬川原平展の余波で『路上観察学入門』を再読しています。面白い。 松田 ここに『タウン・ウォッチング』っていう、今けっこう売れている本があるんだけど。現代の大衆の消費動向を都市観察からどう読みとるかということなのね。ただこういうふうにしちゃ…
■最近、日誌に本や音楽のことが書かれてなくてつまらん、とのお叱りをうけました。いや、あの、そもそもそういう場所じゃねえ。でもまあいいか。4月に札幌で岡村ちゃんのライブあるしね! アルバム出るかなー。楽しみだー。■で、岡村ちゃんじゃなくて奥田民…
■11月11日の増田くんと13日の関井さんの日誌が面白い。増田くんは就職に傾きがちな自立支援に疑問を呈し、関井さんは学歴を超えた競争を就職活動に感じている。俺はこのふたつは社会参加の問題だと思っている。■社会に参加しようと思ったら、とかく労働市場…
■教育のコラムを頼まれて書いている。難しい。字数を守るって難しい。行き詰ったので字数制限のない日誌に逃げた。■といって急に自由になると書くことないね。■いま、「変化」について考えている。人は変わる。特に子供はすぐ変わる。だから、「このままだっ…
■約束って難しいなと思う。子供が学校を休む。「明日は学校へ行くから」にすかさず「じゃあ行かなかったらどうする?」の言葉が重なる。いや、どうするって言われてもね。もたもたしているうちに二の矢が飛ぶ。「昨日もそう言って行かなかった。先週もそうだ…
■宮部みゆき編『贈る物語 Terror』というホラーアンソロジーを読んでいたら、期せずしていい文章に出会ったので抜き書き。子供と恐怖について開設した中にあったもの。 どうして「少女」はしんどいのか。それはたぶん、頭のなかに、長い人生のうちで一番厳し…
■Facebookに書いたものの転載なのでちょっと手抜き。でも俺にとってはわりと大事なテーマです。■「コミュニケーションに必要なものってなんですか」と大学院生に訊かれて「暇」と答えた。■書籍の普及には鉄路の発達が関わっているらしい。馬車が主要な交通機…
■みなさんは仕事をサボったことがありますか。俺はあります。サラリーマンのころです。■最初の関門は、職場に電話をかける、です。いま家を出ると間に合うぞ、という時間に電話をかけると、「いいからまず来い」と言われかねません。早退はいいが休むのはい…
■何の気なしに手に取ったら面白かった。「10代のセルフケア」というシリーズの三冊目。いいね。中高生はもっとこういう本を読んだ方がいい。共依存かもしれない―他人やモノで自分を満たそうとする人たち (10代のセルフケア)作者: ケイ・マリーポーターフィー…
■空知は大雪らしい。札幌はきれいに晴れている。明日以降もどうかこのままで。■『七月の骨』というマンガに、自分の内面を見つめるためには心の感度をぐーっと下げるんだ、というセリフがある。世間は騒がしい。その音をシャットアウトするために感度を下げ…
■昨日、午後からポッと時間が空いたので、NPO法人共育フォーラムのトークセッションに途中参加した。専門学校講師の報告を聞きながら、漂流教室の活動とは、関わりを薄くすることに妙味があるのじゃないかと気づいた。■いや、改めて確認したというべきか。7…
■苫小牧の協同集会で10代〜20代の人たち6人がディスカッションをしていたのだが、聞いてて何だか苦しくなった。コミュニケーションをとるのが難しい。特に世代が離れた人とどう接していいか分からない。挨拶をするのも怖い。同世代は自分のいないところで何…
■ひとくちに「登校」といっても、そこにはいろんな工程が含まれている。顔を洗って髪をとかして(人によっては風呂に入って)、着替えて飯を食って歯を磨いてトイレにも行って、新聞を読んだりテレビを観たりもする。全行程に必要な時間を逆算して起床時間が…
■臨床教育学会に所属したのは発表を頼まれたからで、頼んでおいて申し訳ないが発表するには会員になる必要がある、なってくれないかと言われたからなった。はじめは北海道臨床教育学会で、翌年、日本臨床教育学会にも入った。もしかしたら発表で釣った会員増…
■吉田美奈子のライブが縁で知り合ったカウンセラーの方が漂着教室を訪ねてきた。フリースクールにいたく興味を持ったようで、いろいろ質問され、いろいろ答えた。産業カウンセラーとフリースクールで土俵は違うけれど、共通する点も多かったらしい。クライア…
■自己肯定感について書いた文がtwitterにあって、読んでみたけど、肯定の話じゃなかった。どうなれば自分を肯定できるのか、という許容の話または赦免の話だった。■実は自己肯定感がよく分からない。これまで書いた日誌をざっと見直してみたら、自己肯定感は…
■中学に道徳の教科書があったので読んでみる。子供の頃は道徳なんて退屈なだけだったけど、いま読むと案外いい。うっかり涙ぐんでしまったり。結局、道徳って大人のためのものなんだよ。■大人が道徳を好きなのは後悔があるからだ。あのときもっと優しくして…
■訪問のあと、ちえりあで行われていた「道民教新春学習会」に参加する。夏の合研は毎年出ているが、それ以外の会に出るのは初めてだ。■遅れて着いたので、教育大の福井さんの講演は終わっていた。後半は教員三名がそれぞれの経験を話した。暴言を投げつけて…
■自身に不登校経験もひきこもり経験もないので、彼らの心境は分からない。仕方ないのでいつも、「なぜ自分はそうならなかったのか」と考えることにしている。で、このインタビューになるほどと思った。 つまり、“障害者”というのは、「依存先が限られてしま…
■人はなぜ働くのか。自立のためか。自己実現のためか。だが「自立」という言葉は、それだけの金を払えるか、という問いにほとんど等しい。家賃を払い公共料金を払い電話代を払い食費を払いその他もろもろの生活費を払う。それができて「自立」になる。「自己…
■もうずいぶん前になるけど、「大丈夫」が口ぐせになっているのに気づいて、仕事の影響かと面映ゆい気持ちになった。で、それから何年か経って、最近はこの言葉が気に入らない。だから使うのやめる。これからしばらく「大丈夫」とは言わない。ほかの言葉に置…
■漂流教室を始める前も始めた後も、いじめによる自殺は続いている。ニュースで見る限り大津市の事件は本当にひどくて、どうにかできなかったのかと、気がつくと考えている。どれだけ考えてもいじめの解決は思いつかないが、長くいじめのニュースを見ていて、…
■日中は子供らの相手をしながらゆるゆると事務作業を。休日は電話がかかってこないから楽だな。札幌自由が丘の高村さんもやってきて、全国大会&自由が丘の仕事をしていた。働き者だな。■俺と同じくらいの年齢の人が、恐らく彼らも受けたことがないであろう…
■春先の雨は温かい雨と冷たい雨がある。今日は冷たい雨。寒いよ。■「いっぱんじん連合」という楽しげな名前の団体ができて、なんとなくウォッチしていたら、こんな面白いことを始めやがった。 代表デリバリーサービス〜心が弱った時に、都合の良い男〜 要す…
■「装弾支援パートナー」と書かれたメールが来て、『ガクエン退屈男』で早乙女門土のバズーカに弾をこめるマシラのヒョーロクの姿が浮かんだのです、という話をして誰が分かるかは知らない。漂着教室に来れば読める。■「濃淡」ということをよく考える。ひと…
■車の暖房がいらないくらい暖かい。陽があたると暑いくらいだ。窓を開けて走る。急に春を意識する。■道はドロドロ。大きな水たまりではスピードを落とす。本当は思いっきりアクセル踏んで突っ込みたいのに。■漂着教室はいつも来てる子が来なくて、代わりに久…
■エレカシブームは思ったより早く終わって、久々のサザンブームが来ている。CDを引っ張り出して聴いてるが、古いアルバムは音がちょっとな。デジタルリマスター盤を買うべきか。■漂流教室の利用者には、学校に行っている子もいれば、行ってない子もいる。大…
■サポステもいろいろなんだな、と「とまこまいサポステ」の見学で分かった。委託に際し、いろいろ細かな制限があることも分かった。中には、フリースペースや事務室の設置は認めない、というワケの分からない決まりがあるらしい。■そうすると、どうなるか。…
■訪問が休みになり日中なんの予定もなくなったので、ちょっと足を延ばして苫小牧まで行って来た。適応指導教室とサポステの見学をしてきたのです。■「あおば適応指導教室」は5階建てのビルの5階にある。同じ建物に高齢者福祉センター、子育て支援センター、…