■昨日は新ひだか町にて、保育所職員の方々の研修に呼ばれた。「社会の壁にぶつかる子供たちに今できること」というタイトルで話をした。今回のレジュメを作りながら考えたのは、「社会」ってなんだろうかということと、「ぶつかる」のは誰かということ。
■「社会」というと、保育所に始まり会社まで、人が成長途中に所属する組織のことをイメージしがちなのだけど、人との関係が結ばれるところと捉えなおすと、母親との関係からがもうスタートともいえる。考えてみれば、不登校になった子供のことを相談している親御さんたちの悩みには、少なからず子供とうまくコミュニケーションが取れないという話がある。その悩みは、学校などで周囲の人との繋がりが難しいという状況とかなり繋がるはずなのに、かたや家庭の問題、かたや学校の問題などと断絶してしまっている。共通の悩みとして、比較することで新たな知見が生まれるかもしれない。
■また、「壁に子供がぶつかる」という言い表し方だが、これもぶつかっているのは子供であるのか。むしろ、子供のありようを「問題である」と語る大人の方が、自分の認識の限界にぶつかっている時がある。漂着教室での昼寝なんかは恰好の例ではないだろうか。
■今日も今日とて雪ですよ。訪問して漂着に行く途中で今冬何回目かのスタック。通りすがりのお坊さんに押してもらって助かった。
■漂着にて研修の後、また訪問。終了後はスタッフの迎え。移動の間はざくざく路面での移動ばかりで疲れた。夜、気晴らしにダイ・ハードを見に行った。ブルース・ウィリスはもっと巻き込まれて翻弄される方がいい。後、核物質の扱いは、世界的にはあんな感じで通用するのだろうけれど、日本では興ざめになるな。放射能中和ガスってなんじゃそりゃ。