■土曜日曜と日本生活教育連盟の全国研究集会に参加。およそ10年ぶりとなる。
■まったくこちらの都合だけど、前回参加時にくらべ心理的に教員との距離が遠くなった。なのでレポートもいまいち響かない。大変なんだろうなということだけはわかる。
■ヤングケアラーと言う。ギフテッドと言う。寄り添うと言い、子ども真ん中と言う。いまあるカテゴリーとスローガンをつかえば話は早いが、それは目の前の子を型にはめて理解する行為だ。なぜ学ぶのか。学ぶとはなにか。「そもそも」を考える余裕が子供たちにないと言うが、まず教師にその余裕がない。
■基調講演は襟裳岬の緑化に尽力する人の話だった。親子二代、70年に渡って緑化につとめ、まだ道のりの半分程度だという。失ったものは戻らない。回復にはとんでもない時間がかかると話すその言葉に教育制度が重なって見えた。
■一方ですこしでも現状を変えようと若い先生方が尽力している。悲観的になるのはそこそこにして、まず木を植えようか。