■2/1金曜日に札幌市不登校対策連絡協議会が開かれました。漂流教室も出席し、札幌市における不登校施策やその課題について、市教委・小学中学校長会・若者支援総合センター・他フリースクールの人たちと話をしてきました。現状と札幌市の取り組みについては、レジュメがあったので下に載せます。単純に言って不登校児童生徒の数は増えていますが、現場でもそう実感してることが校長会から語られました。
■この集まりを開くにあたり、今年から担当になった市教委の方が漂流教室を訪問して方向性について話し合いがあった経緯があります。特別支援教育に長く携わってきた担当の方は、この協議会をより有益なものにしようと考えていて、それが教育機会確保法により後押しされた感じです。
■不登校支援の課題や方向性を話しあった時に衝撃だったのは、中学校長会の人が「フリースクールのことを自分たちがわかっていなかった、良い関係を持ってこなかった」と自己批判をしたことでした。長年フリースクールを運営してきた札幌自由が丘の亀貝さんは「こちらは知ってほしいという取り組みをしてきました」とチクリと発言しましたが、それにも「そこが取り入れてこなかったところです」と校長会から返答がありました。フリースクールと学校との関係性がもしかすると大きく改善されるかもしれません。
■若者支援センターの松田さんとの話の中では、本来は学校が生徒の行く末を見続けていたいという話が校長会からでました。先生の性とも言えますが、そのように背負い過ぎでしまう社会を変えていこうという話になりました。
■今回は実現しませんでしたが、親の会を入れることも前向きに検討されています。また、貧困や子育て環境、子供の権利条例をどう使うかについてなど、短い時間の中でかなり多岐にわたり話がでました。次年度が楽しみになってきました。