■表情は眉で決まる。怒ったり悩んだりは眉根が寄る。「愁眉を開く」「眉目を開く」ともいう。確かに眉間の力を抜くと、なんだかのんびりした気になる。眉を「ハ」の字しながら怒ったり悲しんだりは余り出来ない。
■これを利用しない手はない、と子供と相対すときは意識して眉の辺りを緩くしている。さぞ眉目が開いてるだろうと思いきや、ふと鏡を見たら、深いシワが1本、はっきりくっきり寄っていた。このシワ、長らく眉間に居座ってるだけあって、さすがに手強い。
■これのせいで振られたことがるんだよなあ。急に思い出した。
■札幌自由が丘学園のボランティアスタッフが2人、見学にやってきた。訪問は休み、子供らも帰って暇だったので、結構長い時間話をする。こうやってボランティアスタッフ(ボランティアに限らないか)が他の団体を見てまわることは有益だ。どこのスタッフになるか決めるまではマメに回るが、決まってからは案外みんな動かない。実際に活動してみて、それから気づくこともある。努めて回った方がいい。
■話してる間、眉が開いてたかどうかは分からないが、胸襟は開いてたつもり。
■彼らが帰った後、改めて山田と、スタッフと話す時間が大事だよな、という話をする。くだらない話でも真面目な話でも、中身なんてなんでもいい。一緒に過した時間が関係を変える。そもそもメンタルフレンドがそういう活動だ。変化の実感は、子供との関係づくりに太い骨格を与える。今はよく顔を合わせる人、そうでない人で濃淡ができてしまっている。均していかないといけないな。