■とても暖かい。午前中ストーブを二時間ほどつけた後は夕方までつけなくてよかった。毎日こうだと助かるのだが、そうもいくまい。
■そして、この日は漂着教室の来室者が久しぶりに少ない日。午前に二人、午後に一人で計三人。夏過ぎから急に多くなった来室者だが、もう五人以上いるのに体が慣れてしまっているのがわかる。
■午後から訪問と送迎。その後スタッフミーティング。今日長く話したのは、訪問時間の終わりをどう伝えるかと学習支援のあり方について。前者は、ゲームなどをして時間いっぱいまで遊んでいた場合、直前に「時間になったから帰るね」という言葉を告げるのは子供にとって急すぎる場合もあるのではないか、という問題。後者は、子供のやりたいと思っている学習に寄り添うとはどういうことかという問題。
■どちらの問題も、訪問しているその瞬間にスタッフがどういう気持ちでいるかを再確認した上で、子供にどう働きかけるかではなく、スタッフと子供がフェアで中立な関係でいるためにはどうすればいいかという話になる。更に進めると、まず自分の不安をどう解消するかや、自分の価値観をどう取り扱うかという話になっていく。子供をどう変化させるか試行錯誤する教育は学校や塾あたりに任せ、漂流教室は子供に付き合ってよく見ていこうというのは「開設の辞」にもある通り。