漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

あとを濁して去る感じ

■スタッフの小松です。前回は海外旅行中にWi-Fiが思うように使えず、投稿できませんでした。ごめんなさい。

■そんなわけで私の番を今日に回してもらったのですが、これで私の日誌の投稿は最後となります。来年度から東京に引っ越して働くので、2月頭にかけてメンタルフレンドや岩内での学習支援の活動を終えて参りました。思うことは、本当に色々あるのですが、最後の一回っぽいことをちょっと書いてみます。ひゃー。

漂流教室は、私を消費者でも、消費される対象でもない、ただ人間として居させてくれた場だったなあと思います。自ら陳列棚に並んで消費されて、空っぽの身体のまま誰か他の人を品定めして食い潰す。自分の商品としての価値は自分からかなり遠く離れた場所でいつのまにか決められている。これまでの自分の人間関係や、就職活動などもろもろで感じたこういうループから自由で居させてくれました。

漂流教室での活動は、いつもその場のやりとりが少しずつ積み重なっていって、ほんの少し意味のようなものができたりできなかったり。長期的な利害関係を持ち出さずに今ここを定期的にこなしていくことは、接している子供に対してだけではなく自分自身もただの人間として存在できるんだ、していいんだっていう実感に繋がっていたような気がします。

■約2年前、思い切って漂流の戸を叩いてよかったなあと思っています。本当にお世話になりました。

■そして、正直なところ、自分が中に入ってもなお最後まで漂流教室のことはよく分からずじまいでした(笑)。自分がしていたメンタルフレンドの活動も、訪問先の子にどんな影響を与えたのか、それとも何も与えていないのか、未だに全く分かりません。だからもうちょっと漂流教室と関わっていたかったなあと思っています。

■帰省のときには顔を出したいなと思っているので、話を聞きたいなと思っています。引き継いでもらったイリイチ会にも行きたいな。それではみなさんさようなら。ありがとうございました!
 
(会社の研修に向かう電車内にて)
(綺麗に締めようとしすぎて文章がキモいですがお許しを……)
(うあああ)
(わああ)