■2025年度漂流教室定期総会を実施しました。
■2024年度の決算では。引っ越しに伴い地代家賃が減少した分黒字が出ました。利用においては、漂着教室が小さくなり定期的な団体利用が無くなりましたが、年間の利用者・来客数は前年度と変わらない状況でした。一つの要因として、移転と新サイト作成が広報宣伝に効果的だったと考えています。一方、訪問は終了したところもあり、前年比一件減でした。なかなか訪問が増えないのには、問い合わせがあってもスタッフの関係で行けないという背景もありました。その解消のために、24年度はスタッフの増員を目標にしていました。こちらは5人確保という目標に対して7人の確保が出来ました。
■2025年度の事業計画では、まずスタッフの確保を引き続き行っていくことを掲げました。訪問の問い合わせに柔軟に対応していける体制を作っていきます。次に、寄付金増額を目指します。こちらは総額100万円を目指します。漂流教室の訪問と漂着教室の利用は、大量に増えたとしても収益にはあまり繋がりません(訪問は月額8000円、漂着教室は無料のため)。これはそもそも教育を受ける権利・成長に必要な時間と場所、対人関係を受ける権利は裕福なもののみが享受できるものではなく、公的に保障されるべきものであると考えているためです。この国では不登校になった途端、子供に対してこれらの権利の保障はほとんどなくなります。漂流教室はその保障の一翼を担うものであり、その活動は利用者が支えるのではなく、受益者たる社会が支える形をとることが必要です。寄付を募るのは、その実現のためとなります。最後に、フリースクールを中心として、様々な人々や団体との交流を図りたいと考えます。中島公園周辺の地域で広げるのもありますし、札幌市のサポートホット基金を利用した事業も計画しています。ということで、乞うご期待。
■総会の終了後、ひきこもり支援団体同士の連携についてインタビューしたいと、関西から知り合いがやってきた。シンタのつどいで一緒だったこともあり、気楽に話したが、例によって研究には使えないような話になったのではないか…。その後の飲み会は、神宮祭の人混みで店を見つけるのが大変だったけど、楽しかったよ。(水曜日)