漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

■輪島の永井豪記念館地震による火災で焼失した。永井豪ファンとして一度は行ってみたかった。がっかりしていたが永井豪本人からのメッセージを読んだ。

私は現役の漫画家なのでいくらでも描ける、大したことはない。こんな心強い言葉があるだろうか。そうだ、俺だってJDECをサボって東京で「永井GO展」を観たんじゃないか。原画だって見た。買った図録を見返しつつ新しい原画を待てばいい。正月に録画した「サイボーグ009vsデビルマン」もある。いやいや、そもそも家には永井豪のマンガがどっさりあるじゃないか。

■興奮して自筆サインの「豪」の字がマジンガーZに見えてきた。なべぶたがホバーパイルダーで、下のもしゃもしゃがルストハリケーンが出てるところで。「永」もサタンに見えてきた。もうダメだ。

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ちばてつやは国松くんを描いて応援していた。国松くんはちばてつや本人だと思うんだよな。まあ、マンガのキャラクターはどれも作者の分身かもしれないけども。「こうなりたかったちばてつや」の方が近いかしら。国松くんが親にしっかり守られて、なんなら過剰に無邪気に過ごしているのは、戦争で奪われた子供時代をマンガで取り返そうとしたからなのかなーと。その後青年誌の連載なども経て、家族を支えて働いた自分を下敷きにもう一度子供時代を描いたのが『あした天気になあれ』だと勝手に思っている。

■被災した子供たちの様子がテレビに映る。東日本大震災のときよりサポートは手厚くなったかな。現場の人たちを支えようと募金した。