漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

学習支援はいつも中学数学

■大丈夫。やらかしてはいない。金もきちんと払っていた。

■先日、大量に帆立の稚貝をもらったので、佃煮を作ってみた。茹でて身を外してウロを取り除いて、醤油と味醂と酒に砂糖、顆粒の昆布出汁を入れて煮込んだ。仕上げにアオサを入れてみた。あれは使わないと永遠に残るからな。生姜は入れなかったが、入れると時雨煮と呼ぶのだと知った。

帆立の佃煮

■中学生で不登校していた人が小学生の勉強をやり直す場が少ない問題というのがあると思う。不登校していたから勉強をやり直すという時には、まず中学数学からなんだよな。小学時代からの復習をしないのは、小学校の勉強は強制される大変さが無いからではないだろうか。なんかこう、苦しみを乗り越えることが勉強であり、その対象として選択されるのが中学の数学みたいな。

■小学校の勉強はやれ、と強制された記憶が無い=もうわかっているものとして自分でも勘違いする、みたいな構図がある気がする。で、勉強の大変さを追体験する場は事業としてペイすると踏んで作る人たちが多いけど、小学校はわかっている前提なんだよな。でも、理科や社会なんか特に小学校の内容をしっかりやっていれば、中学の勉強を楽にこなせるし、算数・国語も然りなんだけどな。(水曜日)