■SNSなんかで「友達」とか「知り合い」というタイトルで人を登録するでしょう。で、なんかのきっかけでそれを消すことを「友達を消す」って言いますね。何の気無しにそう言っているけれど、考えてみればすごい言葉ですね。二十年前にこの言葉を言っていたら、どこのヤクザもんかと思われたでしょうね。テクノロジーが言葉を変えていく一つの例です。
■古の文章を読んでいると、未だに大学教授でも何と解釈していいのかわからない箇所があるそうです。古語辞典があったところで、ある語がどういう意味合いで使われているかは「友達」の中身のようにその時代の風俗慣習の変化と共に微妙に変わるわけで、そういうところは同時代人でなければわからない感覚を掴めなければ解釈できない箇所なのかもしれません。
■てなことを、新しいパソコンをいじっていて連絡帳を見返していて思っていましたよ。(火曜日)