■一昨日の茂木さんの日誌がおもしろい。訪問先で、利用者となにをどう話すかについての考察。
会話が広がるのが悪いわけではないし、知っている話で盛り上がるのはもちろん楽しい。ただ、私の中にも「知っている人と一緒に盛り上がりたい話題」と「私は好きだけど別にあなたは好きにならなくていい話題」は確かにある。「私は好きだけどあなたは好きにならなくていい」話をした別の日に会った時に、その人が私よりその事について詳しくなっていたら、なんかいやだ。
「私は好きだけど別にあなたは好きにならなくていい話題」という分類は思いつかなかった。言われてはたと膝を打つ。そうだよ、確かにそういう話題はある。「ただ聞いてほしい」のなかにこの感情はあるよ。なんで気づかなかったんだろう。相手が自分より詳しくなっていたら「なんかいやだ」という気持ちもわかる。そして、俺はかなりこれをやらかしていそう。
■せっかく得た共通の話題、しかも(表面上は)盛り上がり間違いなしの話題を、「するかはわからない」とばっさり切って捨てるのがすごい。茂木さんはこのテーマで何度か日誌を書いていて、重ねた思考のあとがうかがえる。え、俺? 俺は最近、『僕のヒーローアカデミア』について考えています。「能力」じゃなく「個性」としたのは発明だと思うんだよな。そのあたりのことをまとめたい。