漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

勝手に覚えている

コラムシフトAT車に乗るようになってもう二年経つ。それなのに、たまに左手がフロアシフトを探すときがある。存在しない五速を入れようとして空振る。

■それが今日は頻繁で、三度も四度もやらかすから、なにか理由があるのか考えてみたのだが、BGMに筋肉少女帯をかけていたことくらいしか思いつかない。確かに以前はよくドライブのお供にかけていた。そのときの記憶が身体に残っていたのだろうか。若干オカルトめくけれど、あり得ない話ではない。

■ある場所を走っていて、急に涙が流れたことがあった。自分でもわけがわからなくてびっくりしたのだけど、ずっと以前に、おなじ道を走りながら別れ話をしたのだった。すっかり忘れていたはずが、風景と記憶が結びついていて、勝手にそのときの気持ちが再生された。だったら、音楽と記憶が結びついて、勝手に身体が動いてもおかしくないような気がする。

■というところからPTSDについて考えてみたり。記憶は思ったより勝手でやっかいなところがありそうだよ。(4/8夜)