漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

手間

■俺のなかでは7は8寄りだなあ。7まで来たらもうゴール見えたって気になる。6は5と大差ないけど。8はもうほとんど10だし、9なんてカウントする必要すらない。あれは10って、似たような話をどこかで聞いたなと思ったら、あれだ。やさしいズのコントだ。80%って100%なんだよ。


やさしいズ コント「病院」【公式】

実際、28歳から面倒で30歳って言ってたからな。そういうわけで、いまのワタクシの年齢は50歳です。

■数字に色はつかないけれど、音楽と映像は結びついている。ある音楽のある部分で、かならずおなじ映像が見える。前に書いたことがあるかもしれないけれど。

■最近、知り合いから木のおひつをもらって、ふだんの生活で使っている。ちょっと黒ずんできて、どう手入れすればいいのか試行錯誤中。ほかに小さなナイフを一本買った。いまは研ぎ方の練習中。いくら研いでも切れなくて、刃にサインペンで色を塗って確認したら、ぜんぜん研げていなかった。ようやく感覚がつかめてきたところ。上手に研げるようになったら研磨剤でピカピカにしよう。それとも床屋さんカミソリみたいに革で研いでみる? それもいいな。

■こうやって日常に手間をかけるのは楽しいんだけど、ちょっと気持ち悪くもある。『暮しの手帖』的「ていねいな生活」は、過酷な状況を楽しむタフさの陰で、こんな状況はおかしいじゃないかというそもそもの問いを隠蔽する。『この世界の片隅に』に乗り切れない理由でもある。

■でも、個人で勝手にやっている分には楽しいのだ。以前、木を磨いたら楽しかったという話を書いたのだが、これもおなじ。たまに頭のなかをからっぽにする時間はきっとあった方がいい。
hyouryu.hatenablog.jp