漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

氷雨

■気温が一気に上がり、今日の札幌は雨。このあいだは-10℃を下回っていたのに、今度はプラスの気温とかどうにかしてほしい。しかし体感的には今日の方が寒い。雪は暖かいけど雨は冷たいよ。外は冬の雨まだ止まぬ。傘がないわけじゃないけれど出かけたくない。

漂流教室のミーティングについて調べたいという奇特な申し出あり。インタビュアーが二名やって来た。あのあいまいな空間を言語化できるならぜひお願いしたい。我がことながら面白いと思うよ。社会課題に対し明確なミッションを以て解決を目指すはずのNPOが目的も役割も示さず15年続いているというのは。そうしたら、大阪にあるフリースクール・フォロの山下さんもちょうど同じようなことを書いていた。

あるとき、「ラーメン屋に来た客に寿司を出してどうするの」と言われたことがある。消費者の求めているものと異なるものを提供してちゃ商売にならない、ちゃんと消費者のニーズをリサーチして、それに応えないといけない、ということだ。商売としてはもっともだろう。もちろん、フリースクールなども運営していかないといけないので、商売の側面もある。親のニーズを無視してはいけないし、矛盾や葛藤はたくさんある。でも、だからこそ、その矛盾や葛藤を手放してはならないのだと思う
迷子のままに−「マーケティングが奪ってしまうもの。

インタビューでもずいぶん矛盾した話をした。でも、そうなんだから仕方ないのだ。

■夜は宴会。その前にボランティアスタッフの送迎。漂着教室に誰も来なくて楽ちんだなと思ったとたん、利用者が来た。