■全道の集い一日目。初日は午後から顔合わせで、アイスブレイキングの後に、当事者・親・支援者に分かれて自己紹介を含んだ話をした。自分は支援者のところで司会を担当。
■今回は、苫小牧、浦幌、函館などから支援をしている人がやってきた。問題として語られたのは、人口に比例して支援の手が薄くなることと、不登校や障害など「問題」と言われる事象への認識の地域差だ。二つが組み合わさった時、「問題」を巡って起こる声は、当事者ではなく周囲のいらだちや困り感をどうにかしろという第三者からの道徳めいた非難であることが多い。その非難は当事者の中にインプットされていて、後ろめたい気持ちでいつも生活する人も多い。支援のハードルが当事者の中に存在する時、支援者はその人のあるがままを認めることだけで済まないとも言える。では、変化を指導・指示することも支援であるのか。難しいな。
■二つの問題のうち、支援の手が薄いことは行政の仕組みの問題でもあり、民間の声を届けることで何か変わるかもしれない。そのためにも支援者の全道的なネットワークは必要だな。(水曜日)