漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

気づきを促す人

■最近湿疹がひどい理由が分かった。漂着教室の前に消防署の出先機関を建てるというのでGW明けから工事が入っている。掘り返した土が風に舞う。暖かくなってきたので部屋の窓を開けている。土埃が部屋に入る。埃に反応して湿疹が出る。こりゃ、この夏いっぱいこの状態なのを諦めないといけないな。やれやれ。

■派遣先の中学校でスクールカウンセラーと打ち合わせ。ここまで協力的な学校も珍しいと言われる。なるほど、そうなのかも。自己紹介マンガを描いて部屋の前に勝手に貼りだしても何も言われなかったし。でも、珍しいくらいオープンなら、その状態を維持したいのでこれからは事前に相談しよう。

■そう。締めつけたって規制したって、相談なんかしないのだ。怒る相手とわざわざ打ち合わせたり調整したりしようとは思わない。怒りのラインを探すだけだ。それは防衛線で、自分のためのものだ。利用者のためのものにはならない。

■だから、厳しく当たるだけでは、結局、自己中心的な人間を増やすだけですよ。言われれば、みな思い当たる節はあるはず。そろそろ変えよう、そういう対応は。

■大事なのは、俺の例でいえば「ここまで協力的な学校も珍しい」と言ってくれたスクールカウンセラー。そういう指標になる人がいると、ハッと気づいたりするわけです。怒るより気づきを促す人がいいよな。