漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

吊り橋渡れず

■広告を見てると、ロールケーキやらロールサンドやら恵方巻きは太巻きじゃなくても全然構わないみたいだ(さすがに新巻鮭はなかった)。巻いてあれば何でもいいなら葉巻はどうか。南南東を向いて無言で葉巻を吸う。渋い。そんで、どうせ俺は何もしない。

■北大教育学部の学生が10人ばかり見学に来た。NPOによる地域課題解決の聴き取り調査をしてるそう。たくさん質問してくれたので話しやすかった。

■特にメンタルフレンドについての質問が多かった。導いたり諭したりするのではない関係。何をするかではなく、一緒にいることを重視するやり方。それが不思議だったんだろう。引率の教授は「隣る人」と表していた。そうか、そういう言葉もあるんだ。

■夕方から余市へ。ところで「吊り橋理論」なるものがある。揺れる橋を渡ることで起きるドキドキを、相手にときめいて起きるドキドキと勘違いする、とかなんとかいうものだ。

余市への道中、助手席にはボランティアスタッフの桑原さんが乗っている。この間の吹雪だったり、冬道の余市往復はしょっちゅうヒヤッとする。吊り橋理論に当てはめて、このドキドキが恋のドキドキに発展…することがないのは、桑原さんが毎回見事に寝てるから。本当に見てて気持ちいいくらいよく寝ている。

■それでも今日は珍しく起きていた。そんなときに限って路面はすっかり乾いていて、安全安心送迎なのだった。なんだよ。