漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

来年度のFSN

■このまま南区だけ雪の惨禍に見舞われずに済むのじゃないかとほくそ笑んでいたのだが、朝、外を見たら新雪が深々と積もっていた。甘かったか。しかし、よそはもっとひどかった。

道教委でフリースクールの窓口だった人が森の青少年自然の家に異動になって、その人から、フリースクールネットの子供たちで1泊2日の宿泊研修をしませんか、と提案があった。プログラムにもよるが、1人2000円程度で済むという。去年一昨年一昨々年と交流会を開いてきた。それを1泊2日でやってみるのも面白い。何より、教育委員会との共催行事というのが魅力だ。2000円で済むのは道教委が費用を負担するからだ。これだって支援と言えないことはない。

■「自分で企画できる立場になったんで提案してみたんですよ」とその人は言っていて、それはとてもありがたいことだけど、裏を返せば、教育委員会というところはただの伝達機関なんだということが分かる。裁量権を増やすには公的機関の失敗を許せる風土が世の中になくちゃダメだから、簡単に教育委員会を責めるわけにもいかないけれど、自主企画も出来ない組織ってなんだろう。

■この宿泊研修と、公的支援を求める「提言」を進めること、この2点が来年度のフリースクールネットワークの活動の柱になることを役員会で確認。「提言」については、先日のフォーラムの第2弾を6/7(金)に行うことも決まった。誰を対象にどんなことをするか。こんな会ならば出たい聞きたいというものがあれば教えて下さい。

■明日は旭川美術館に行くぜ。運転は面倒なので高速バスで。