漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

何か嫌なものを見てもそれは人生の修行さ

■タイトルは特に意味なし。口ずさんでた筋少の歌から。

■いわゆる「戦後教育」と呼ばれるものを受けてきて、良くも悪くも、その中のいくつかは今の自分の核になっている。それはもう俺の持ち物で、それなら大事にしたい。ひどい物のように言われれば悲しい。人の過去を勝手に否定しないで欲しいなーと思う。しかし、同じ戦後生まれでも、安倍総理みたいに自分の受けてきたはずの教育を嫌う人もいて、どうして自分の過去をそんなに否定しちゃうのかと不思議だ。ああいうのは"自虐教育観"とでも言うのだろうか。自分で自分を否定するのは止めないけど、他人の過去は放っておいて欲しい。

■ついでに言えば、現行の教育課程に不満があるとして、それをそのまま口にするのは大人として賢くない。今まさに学んでいることを役に立たない意味がないとけなされて、それでも勉学に励む子がいるだろうか。やる気を失くすのがフツーで、それで勉強しないと嘆いたって無茶だ。どうせなら誇りを持って学ぶのがいい。自分が子供じゃないのをいいことに、他人の"今"を悪し様に言うなんてどうかしてる。

■風邪のため訪問1件がお休み。「アウ・クル」事務局にも風邪ひきが2人。明日から寒波が入り込むそうで、皆様ご自愛を。