漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

すごいぞ

■寒くなってきやした。半そでも今日までか。

■会議・会議とアウ・クル関連の会議をしてから、道庁に寄って書類を出して訪問。その後、北大にて日置さん主催の会社ゲームに参加。ゲームするのかと思ったら、大学院生の学会発表の反省会も同時にすることになっていてそれをじっくりと聞いた。スクールソーシャルワークの中で「学びのサポーター」制度を使った子供との関わりの話。サポーターを入れて授業をしてしばらく経ってからのミーティングで、担任は「子供も大変だしサポーターのお世話もしないとならないから大変」と語っていたという。二者で子供を見ていくということが、共に負担を抱えながら行われている時間が多かったようだ。

■実はアウ・クルで開いた会議の中で、共同管理運営について面白い発言が出ていた。アウ・クル五周年の企画のためにの入居団体に取ったアンケートを振り返っていたのだが、共同管理運営については入居時には「何をどうするのかよくわからない」「ルールを決めて欲しい」など困惑していた団体が多かった。お互いにルールを決めて、コミュニティを作るということに皆慣れていなかった。しかし、五年後の意見としては「非常にいいもので、経験してよかった」「ただ事務所として入居するのではなく、これからもこの方式で管理していきたい」など、肯定的意見がほとんどになっていた。アウ・クルでは、ルールをみんなで決めて物事を成していくことを実践してきた。

■ここで担任と学びのサポーターの話しに戻って見ると、担任の言葉は、学級運営は自分が音頭を取ってやるのだという責任感の表れでもあるけれど、他人と共同作業で何かをやるということに覚悟が無い現われでもあるセリフだと思う。アウ・クルと単純比較できるものではないけれど、共同で何かをやるときにまず必要なことは、「これからこの人と一緒にやっていく」ということに対する受容的態度ではないだろうか。アウ・クルはそれが入居の前提だったから、共同管理運営が可能だった。では、学級運営はどうか。まあ、無理だよね。そして、この感覚は教育委員会フリースクールにも当てはまることかも。

■書いている途中でホルスがパソコンの電源を抜きやがった。がっくりして放置していたが、朝スイッチを入れたら残っていたのでびっくり。すごいぞ、はてなダイアリー