漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

何だかやれそうな気がする

■アウ・クルのこれまでを総括するため内部評価を行う。評価するには基準が必要で、そもそも何を目指して廃校の管理運営に名乗りを挙げたのか確認しようと、久々にアウ・クル初期メンバー(当時は『NPOほうすい』といった)で集まった。

■アウ・クル最大の特徴は全入居団体共同の自主運営だ。管理者がいて入居者がいるという構図ではない。今日話し合って、改めてその理念は間違っていないと思う。評価は団体によっては厳しいものになるだろう。その厳しさはアウ・クル自体にも向く。理念を伝え維持することは想像以上に難しかった。よくやってはいるが、理念通りとは言えない。失敗は失敗として見つめねばならない。そして次に活かさないとな。

■その後、久々の漂着会議。アウ・クルの今後は漂流教室の今後にも影響する。様々なことを睨みながら、漂流教室の事業構造の改革について議論。基本路線は6月の「社会的課題解決事業」に応募した内容を踏襲する。福祉サービスを利用してのフリースクール運営だ。どろんこクラブという先例もあり、また保護者の中にもノウハウを持っている人がいると分かった。考えねばいけないことはまだまだ山のようにあるが、何だかやれそうな気がしてきましたよ。

■会議2つを掛け持ちして感じたのは、一緒に考えていける人のいる有難さ。アウ・クルにしても漂流教室にしても、その点は恵まれている。特に、漂着会議に参加してくれる保護者や賛助会員、ボランティアスタッフがいるのは本当に嬉しい。ひとりで考えてるとパンクするからな。