漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

勘違いされること

■訪問三件、前田森林公園に行ったり、どうぶつの森をやったり。

■なにやら疲れているのか、帰宅後すぐ布団に入って寝てました。

■明日は小学校時代の担任が入院しているので、お見舞いに行こうと思う。一昨年、退職記念で同窓会をやったのだが、それ以来だ。回復してほしい。

■OZAWAさんのコメントより

漂流教室の子たちに特性を活かしつつ長所を伸ばしつつ困難なところをなんとか底上げしていけるようにしているのだというお二人のお考え

ぼく達をこう捉えている方はまだ多いと思うので、はっきり伝えます。こうは考えていません。漂流教室は、そのように伸び始めるまでをサポートする活動です。子供達が自分で伸びたいと思っていて、それを手伝うことになるなら、基本的には「特性を活かしつつ長所を伸ばしつつ困難なところをなんとか底上げして」いくように支援をすると思いますが。できることなら、支援はより専門的に学んだ人たちに頼みたいところですが、伸び始めた時にそれをお願いできる人材・機関はなかなか見つかりません。その場合ぼくらがどこまでやるべきかという点で日々、個別の事例ごとに考えているわけです。

5/10のコメントも参考までに再掲します。

>>「何かを学ぶことができる」という自信を回復させていくことは
>>どこかで必要なことだと思う
これについては、まずぼく個人の思いです。それは、発達障害に対する不適切な扱いにより学習意欲を削がれた子供は、学習権を侵害されていると考えられるからです。ですから、より正確に記述するなら、ぼくの感情的な面+社会的な意識により、こう語っていると思っています。
>>自分にそういうリクエストがあることを自覚した上で
これも、第一にぼく個人にリクエストがあるということです。ぼくがこう語っているのは、訪問している子供達と学校での過ごし方や学習への思いを語っている時に、上記のような思いから「あ、こうすることもできる。ああしたらいいかも」と考え、それをその場で伝えたくなるからです。ただ、これをその場で語ったところで、その子の問題解決になるかというとそれはなりません。その子が解決したいと思っているか、その解決をぼくとやっていきたいと思っているかなど、コンセンサスが必要です。それが「タイミング」です。