漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

子供ぎらい

■ラジオでスピッツの「空も飛べるはず」が朝昼晩と3回もかかった。今日は以前から友人とカラオケに行く約束になっていて、これも何かの啓示かと、歌に初挑戦してみる。もう少しうまく歌えるのではと思ったが。やや不満足。

■カラオケの帰り道、虐待児童の話になる。どうして楽しく過ごした後にそんな話をするのか気が知れないが、してしまったものは仕方ない。子供の被害はほとんど全ての人の胸を刺す。「子供は未来そのもので、それが虐げられるのは未来が潰されたことだと感じるからではないか」とその友人は言う。同意しつつも、この世の中は子供を嫌いなのではないか、という疑いを俺はやっぱり捨てきれない。

■漠然と感じるだけで確たるデータがあるわけではないが、現在、学校でのいじめは相当ひどいことになってるのではないか。主に本やマンガから受ける印象だが、恐らくそう間違っていないと思う。早めに対策を施さないと、このままではもう数年したら、いじめによる事件が頻発すると予想する。

■怖いのはそのときに、「今の子供は何をするかわからない」「最近の子供は暴力的だ」と、結局子供が悪者にされて終わってしまうことである。それが杞憂と言い切れなくて、世の中は子供を嫌いなのではないか、と俺は疑ってしまう。しかし、学生時代「子供は嫌いだ」と公言してはばからなかったこの俺が、こんな心配をするなんて。俺が安心して「子供は嫌いだ」と言える世の中になってちょうだい。

■訪問は4件。道路の雪が解けて道も乾いて、実に走りやすい。道路の氷割りをするのは結構だが、雪山を崩して路上に投げ捨てるのは勘弁してもらいたい。


本日の脳内BGM:空も飛べるはずスピッツ