■盛大に落ち込んだ反動で回復傾向に。面倒だけど、この過程をたどるのが結局は一番早い。そういう性質なのね。
■さて、3月10日にN高教員のストライキがあったもよう。処遇改善を求めたもので、昨年12月にも行われている。それにしても、一担任150人制を批判され220人制にするとはなかなかハードな見直しだ。
N高は残業代不払いや過重労働で昨年、労基署から是正勧告が出された。どのような労働環境だったかはこの記事からうかがい知れる。
■たくさんの生徒を相手にするにはたくさんの教員がいる。ひとりひとりと向き合うにはそれだけの時間がいる。教育とはそういうもので、従来の学校を批判したN高がそれを証明したのはおもしろい。もっとも、理事の川上氏は対談で「自発的に行動しないといけない環境では、人はやむなく自発的になる」「自発的に行動しない生徒には寄り添わない」と発言していので、はじめから追い込んでふるい落とす方針なのかもしれない。
■オンラインでの不登校支援もおなじだ。どれだけメンターをあつめられるか。あつめたメンターは何年かかわってくれるのか。効率だけ見ているとN高の二の轍を踏む。(3/14昼)