漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

シューレ周辺の記録

■今月に入ってから東京シューレ近辺がばたばたと慌ただしい動きを見せている。

■まず、シューレ大学のスタッフと学生が独立し別団体を設立した。名前は「雫穿(てきせん)大学」。シューレ大学は活動休止となる。「独立」といいながらfacebookページはシューレ大のものを看板を掛け替えてつかっていたのだが、元に戻すよう東京シューレから求められたとかで、いまはあらたにページをつくり直した。

■先週には奥地さんがフリースクール全国ネットワークの理事を辞任した。

  • 9月7日、フリネット理事会にて、奥地圭子代表理事に辞任勧告
  • 同日、理事のひとりが奥地氏への抗議から辞任(受理保留)
  • 9月11日、同理事が辞任届提出の理由を公開
  • 9月12日、奥地氏、代表理事および理事を辞任

フリネット理事会では同時に解任決議もなされたそうで、辞任か解任かで勧告に従い辞任したということになる。理由は公になってはいないが、もうひとりの理事の辞任届提出の経緯を見ると、ログシューレでの性加害事件について奥地氏が情報共有および問題解決を阻害し、職務を果たさなかったからと推察できる。改善の確認ができたとのことで、昨日、この理事は辞任を取り下げた。全国ネットワークもじんわり動いているんだな。もうここは無理だと見限って4月に退会しちゃったけど。

■もっともこれからどうなるかは、まだわからない。シューレの出した奥地氏理事辞任のお知らせは「お騒がせして申し訳ありません」式の、あいまいなものだった。おなじく理事が(こちらは大量に抜けた)不登校新聞社ともども動向を見ていよう。