■前回は「不登校・登校拒否」で北海道議会議事録を検索してみたが、今回は「フリースクール」で検索してみた。一番古いものは2002年に自民党の船橋道議（当時）からの質問に登場している。
次に、不登校児童生徒対策についてであります。
教育長は、答弁で、これまでの取り組みの結果、不登校児童生徒のうち、かなりの児童生徒が学校へ復帰をしておりますが、新たに不登校となる児童生徒も多く、依然として不登校が増加傾向にあることをお認めになりました。
これらの状況を踏まえ、対症療法的なこれまでの取り組みを一度洗い直し、根本的原因を調査分析しながら、この際、包括的かつ抜本的な対応策について検討すべきではないかと考えるものですが、見解をお示しください。
さらに、そうした検討の中で、不登校児童生徒が通学しているフリースクールについてもしっかりと位置づけをし、その対応について明確にすべきであります。教育長の見解を伺います。
■細かい内容はさておき、自民党議員がフリースクールを不登校対策の中で位置づけするよう提言している、というのは新鮮な感じがした。
■さて、その後フリースクールについては2005年と2006年に一回ずつ議事録に現れるが、次に現れるのは2014年になってである。気になったので、不登校・登校拒否はどうか検索すると、これもフリースクールという語が出なくなった2006年から2007年までは議事録に現れるが、2007年から2014年までは現れてこない。どうやら不登校自体が教育の中で問題として取り上げられていないようだ。
■ちなみに札幌市議会では2006年から2014年の間にも「フリースクール」も「不登校」も議事録の中に現れる。道議会の問題としては出なかったのであろう。このブランクは何だろうか。当時の状況を今度は振り返ってみようかな。（水曜日）
