漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

組み立てに悩む

■そういや先週末は熱を出して倒れていたのですが、いまはすっかり元気です。今週は周囲で体調を崩す人が続出。訪問先も、送迎したボランティアスタッフの訪問先も、中学校でも、市民活動促進センターでも、ソウアライブでも。あれ? てことは俺が爆心地なのか。

■来月の頭にひとつ講座を持つことになって組み立てを考えている。一般市民(非関係者)が多いとのことなので、基本的なところから話す必要があるけれど、あんまりそこに時間を取られると主題にたどり着かない。一番邪魔なのが自己紹介と活動紹介で、一度、全部はしょったら、後から「自己紹介がほしかった」と感想をもらったことがあって悩んでいる。誰が話したって関係ないと思うんだけどな。内容でしょう。でも、そうは考えない人もいるんだな。

■やっぱり最初は不登校クイズにしようか。「何日休むと不登校にカウントされるか」「不登校の小中学生は何人?」「不登校は増えているか減っているか」etc…。で、着地点を社会教育にせねばならぬ。そこが悩みどころなんだよな。札幌学院大学の「人文学部公開講座SDGsと地域づくりを結ぶ学びへ-SGUが提起する未来の社会教育-」という連続講座で、俺は6月1日に登壇します。詳しくはリンク先をどうぞ。
http://www.sgu.ac.jp/event/j09tjo00000fb8nl.html

■とかのんびりしたこと言ってたら、超党派フリースクール議員連盟と夜間中学等義務教育拡充議員連盟の合同議連総会で、「不登校の子供の個別学習計画を作成し、ICTを活用した多様な学びを認めて評価や支援を行う、新たな制度の『試案』を発表した」との報が。個別学習計画は保護者がつくり教育委員会が認定する。その案まだ生きてたんかい! 公教育と認めるためにはなんらかの計画と承認がいるのはわかるけど、家庭教育への介入を悲願としている政権だし、やっぱり賛成できないよ。そんで、講座の組み立てもやり直しや。