漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ここにいる

■2002年に漂流教室を始めてから、年表に太字で載るような大きな地震は8回起きている。2003年の十勝沖地震、2004年の新潟県中越地震、2007年能登半島地震新潟県中越沖地震、2008年は岩手・宮城内陸地震、2011年の東日本大震災、2015年小笠原諸島西方沖地震、そして昨日の熊本地震。被災した人々の無事を祈る。そして、被害に遭わなかった俺はいつもの生活を守る。災害が起きるたび、いつも自分にそう言い聞かせる。ここが戻って来るところだから。戻る場所は確固としていないと。

■来週末は北海道五区の衆院選補欠選挙。こちらはこちらでおろそかにできない。天災は防げないが、くだらない政府は防げる。

■ところで、最近の漂流教室は子供ラッシュ。利用者ではない。ふたりの元ボランティアスタッフが子供を連れて遊びに来てくれた。初期のころ手伝ってくれた人は三人の子を連れて参上。そんなに月日が経っていたのね。そのころついて書いてないか探したら、2004年の日誌にあった。

来月の勉強会では「人間の欲求」についてディスカッションをする。特に、「自分はどうなりたいか」「自分が他人からどう見られたいか」という欲求に時間を割く予定。「俺はもう少し肩の力を抜いた自分になりたいなー」と言ったら、ボランティアスタッフの××さんに「え!? それ以上ですか?」と驚かれた。「もっと力入れたほうがいいと思います」と、聞きようによっては失礼な発言もしていたが、そっかー、そう見えるんだ。まだまだ付き合いが浅いですな。俺なんてもう、こわばちゃってこわばっちゃって。せめてこの日誌だけでも力抜きたいけどねー。脱力脱力。

××さんが件のスタッフ。ここから干支で一回り。やはり脱力はできないが、まあ仕方ないさ。そういうものさ。いや、むしろ力が入って、元スタッフの希望通りになっているのかもね。

■なんにせよ、そうやってたまに顔を見せてくれるのは嬉しい。だから続けていないとなと思う。ここにいますよ、確固としてな。