漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

やる→取る

■ブログ「かめがゆく」に緊張について書いてあった。俺もよく緊張する。特に、こちらに負い目があると緊張する。緊張するとどうなるか。言い訳が多くなる。多くなるとどうなるか。本題が伝わりにくくなる。そうするとどうなるか。首をかしげる先方の態度にますます焦り、よけい的外れなことを言って収拾がつかなくなる。

■緊張したときほど、会話は短い方がいいのだ。用件のみ伝えればいいのだ。相手と自分の真ん中に「ドン」と用件を置く。次は向こうのターンだ。緊張すると、なぜだかずっと自分のターンを維持しようとする。そりゃ失敗する確率も上がるでしょう。あとは俺の場合、負い目をなくすことですな。特に悪いことしてなくても、なんか気おくれしてしまうときがある。あれは心理的負い目です。苦手な感じ、とかね。意外と繊細なんですよ。もっとずぶどく。

■と、ここまで書いて気づいたけど、これ、初めての訪問を前にしたスタッフに言ってることと変わんないな。言うは易し行うは難し。

■俺は「コミュニケーション」より「やり取り」という言葉の方が好きなんですが、「コミュニケーション」ってぎくしゃくしちゃダメな印象がありませんか。スムーズに意思疎通ができないと失格みたいな。その点「やり取り」は「やって」「取る」ので、あいだに一拍ある。相手に直接渡さない。上の話じゃないけど、真ん中にいったん置くイメージです。いや、あくまで俺個人のイメージなので、実際どうかは知りませんが。でも、「やって」「取る」式の方が余裕が生まれるんじゃないかな。

■ついでに「ただ一緒にいること」の難しさについても考えてみたのだが、それはまた今度。どうもぼくたちはコミュニケーションを図ろうとしてつい「侵入」してしまうところがあるみたいよ。

■4月中旬のような暖かさで眠い。しかし、気温ばかり4月並みでも実際は3月なので、あっちもこっちも年度末の活動報告だの決算だの来期の活動計画だの、もーめんどくさい。そして忙しいとさらにやることを思いついてしまう因果な性格。誰か俺の代わりに報告書類つくってちょうだい。