漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

大人になって

■大学に入ってすぐに、本屋でバイトをしていた。その時の社員さんから連絡があり、20数年ぶりに会って飲んだ。

■小中高と山田家では基本的に漫画を買うことが許されておらず、大学に入ってバイトを始めてから、たくさん読みだした。その時、バイト先の店長が漫画好きな人で、休憩室に面白い漫画を置いてくれたり、入荷する漫画も楽しいものだった。その方も来るということが一番の楽しみだった。もう60過ぎにもなっていたが、話しているうちにどんどん表情が若くなっていくのが面白かった。

■同期でバイトしていたやつは、そのバイトで出会った子と結婚して、子供はもう中三だという。バイトの時にはクールな感じのかっこいいやつだなと思っていたが、今回会って飲んだら話の面白いやつで印象がガラリと変わった。彼もぼくに対しての印象が変わったらしいが。

■大人になってからの知り合いは、時間が変わってからもそれほど見た目が変わらないから、時間が経って会ってもさらりと自然体で会えるようだ。そして、話も落ち着いてできる。今の仕事をしていると、子供の時にたくさん人と会っていないと将来人間関係を築くのが難しくなるのではないかという心配を良く聞く。しかし、実は大人になってからの知り合いを増やす方が、関係構築のしやすさや継続性という点で楽なのではないか。子供の頃にしゃにむにたくさんの人と触れ会う必要はないんじゃないかなあ。(24日)