■かねてから誘われていた自主ゼミに先週参加した。テキストはこの本。
- 作者: 桜井智恵子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/02/22
- メディア: 新書
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一般論の集合体である世間の視点が、問題は子どもだ、家庭だ、学校だと決めつけた結果、関係する者たちはついに社会とは没交渉でいくといった生き方を選んでいるのである。(p.105)
あー。きっとこの人は漂流教室の「設立の辞」を読んだんだな。という冗談はおいといて、世の中ここまで進んで来たなら、俺がいつまでも同じことを言ってる必要はない。みんなが追いついて来たのなら、別のどっかにいこー。行って違うことをしよう。
■安倍政権はさっそく高校無償化の所得制限検討に入った。理由は財政が厳しいから。ここから分かることはふたつ。ひとつは、子供の学びや成長は家庭が担うものである、と彼らが考えているということ。もうひとつは、彼らにとって教育は目の前のコストでしかないということだ。だから減らせるなら減らしたい。合理化できるならしたい。後のことはあまり考えない。
■まあ、あまり他人のことは言えない。「設立の辞」でも「負担」「苦労」なんて書いてしまっている。当時はそう思っていたんでしょう。でも10年経って分かった。子供が成長し大人になるということは、コストや負担だけでは測れない。もっと楽しかったり面白かったりするもので、だから世の中全体で関わっていこうぜ、というもののようだよ。どうやらな。
■なので、多分そっちの方に行くとおもうんだよな。そっちってどっちだよという感じですが。まあまあ、ちょこちょこ相談すると思います。
■今日は今年最後の漂着宴会。さすがに飲んだくれ投稿は控えようと、なんと午前中の更新。仕事はこれからするぜ。