漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

寒すぎる日

■朝、軽く雪かきして…と思ったら、雪の量が多い上に思いの他重く、一時間かかった。そして、寒い。明日はもっと寒いそうじゃないか。いやんなっちゃうね。

■火曜日、北海道教育委員会主催の不登校児童生徒支援連絡協議会に出席。前回は昨年ではなく、今年の1月。その時の日誌はこれ

■今年の不登校状況についての報告は平成23年のもの。小学生747人中学生3254人高校生833人で、計4834人となる。小学生中学生は、電話がけや朝の迎え、家庭訪問を通じてそれぞれ約3割が登校できるようになった、と発表された。

■こういう統計は一定意味があるのだけど、不登校になった子供を大人がどういった視点で見ているのかだとか、それぞれの子供の事情などは問題にされない。つまり、関わる人のニーズは見えてこないということだ。基本的な関わりについて語る機会こそが大事だと思うのだけど。

■その後は昨年同様、教育大札幌校の庄井教授の講演。今年は共存的他者として生きる、という話。寄り添い、そばにいる存在というのは、どういう場を相手と作るかということでもあるな、と思った。沈黙を言葉にできたり、他者の声を聞き取りあう関係が成り立つ場。異常火曜日の話。

■今日は大阪から来客あり。訪問型フリースクールをやってみたいという退職予定の教員の方が以前から連絡をくれていて、今日話を聞きに来てくれたのだ。理念的な話から実際立ち上げる時の話まで、結構長く話した。

■後、色々と漂流教室の新機軸について、相馬氏と話す。ちょっと賭けになるかも。

■来年のプリキュアは、「いつも誰かのために何かしてあげたい…という献身的な愛にあふれている」そうで、敵は「ジコチュー」というそうな。是非一年かけて「何かしてあげたい」という気持ちの暴力性に気付く構成になっていてほしいね。