漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

文化的でございますよ

■毎週の楽しみである仮面ライダーオーズも見逃すくらいぐったりと寝て、遅い昼食の後は文化的な活動の一日よ。

■まず、近代美術館でやっている「北京・故宮博物院展」を。国共内戦の時期に、本当に価値のあるものは国民党が台湾に持って行ったというのを大学の時に中国文学の先生から聞いていたので、余り期待せずに行った。久しぶりに満州文字を見たが、忘れていてさっぱり読めず。皇帝が子供の頃にかぶった虎の頭巾が可愛らしかった。

■その後、市内を横断するように移動して、今度は開拓記念館で行われている「アイヌのくらし展」を観覧。一年に一回はこんな感じで北方民族絡みのものを見ている気がする。

■今回の展覧会は、ドイツの博物館に収蔵されていた100年ほど前の民具や衣服をメインに展示していた。これまでにもアイヌの服を見てきたが、今回ほど一度にたくさん、表も裏も見ることができたのは無かった。

■民具ではホホチリという、子供の額に付ける飾りの実物を見る事ができた。狩りが出来るようになると外す、子供の証のようなもの。逆三角形のビーズの飾りで、これまた可愛らしかった。

■昔のものを見たときに一番考えるのは、「これ、どうやって作るのだろう」ということ。草を編んで作ったかご、細かい刺繍の入った服に、宝玉の細工、全て道具はほとんど無い中で、人力のみで作っている。最新電子機器もこれらの細工も、現代の自分には作れないものという点では変わらない。でも、アート(技術という意味で)は、まだ手が届くのだからやってみたいという欲がふつふつと沸いてくるのだ。

■夜は中華なものを見てしまったので、中華料理を食べちゃったよ。でぶの素。