漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

やぶへび

NORTH WAVEをつけた途端「リゾ・ラバ」が流れた。こんな曲もかかるんだ。確かに爆風スランプはかっこよかったけどな。「週間東京『少女A』」が好きでした。でも雷おこしはうまくない。

■先週のフォーラムで、大人は仕事でも何でも合わなかったらやり直しが利くが、子供は違う。しかし人生経験を考えれば子供の方がうまくいかない率は高い。やり直しやすくすべきは子供ではないか、という発言をした。しかし、ちょっと違ってたかもしれない。大人でも、学び直すということになると急にハードルが上がる。大人/子供という区分ではなく、「学ぶ」ということにこの社会は厳しいのじゃないか。学びと自己犠牲はどこかセットに思われてるのじゃないか。

■研修会に出るたび、知識の吸収にのみ懸命で還元を考えない人の多さにげんなりしてたが、学びが犠牲を伴うものなら、さもありなんという気になる。自分を犠牲にして学んだものを、どうして他人に渡すだろう。独占したくなっても仕方ない。社会が支えてくれたと思うから、こちらも返そうとするのだろう。

■などと昨日から考えていたのだが、そうするとあれか。ボランティアスタッフが講演会や研修会に出る費用は漂流教室で持つべし、ということになるのか。それは厳しいなー。でも自分が支えもしないで、アウトプットしないって怒ってもなー。漂流教室主催のものなら無料にできるか。いや、しかし全員が同じものを学ぶより、てんでに学んだものを持ち帰ってもらう方が効率がいい。うっかり変なものを発見してしまった。どうしたものか。