漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

手に入らない楽しみ

■レゴユーレイはレゴブロックのミニフィグ。

■水曜日は「spa!」で鴻上尚史ドン・キホーテのピアス』を読む。鴻上尚史の舞台は観たことがない。小説も読んでないし、ゲームもしていない。映画も未見だ。エッセイだけをずっと読んでいる(オールナイトニッポンは聴いてたな。そうだ、それで筋少を知ったんだ)。初めて読んだのが『鴻上夕日堂の逆上』で、それから20年読み続けている。

■考え続けること、問いを持ち続けることを鴻上尚史のエッセイから学んだ。もうひとつ、他者とのつき合い方も学んだ。鴻上尚史は他人に対してガードを上げない。相手を拒絶しない。観察の確かさは何でも受け入れることに依るのか。学びはしたが、実践はなかなか難しい。しかしあの顔はズルいよね。相手のガードも下げさせてしまう。先ず人相からかなー。

■訪問先の子と本の話をしていて鴻上尚史の名が出たので。

■前はよく子供らに本を貸していた。今は薦めるだけ薦めてあまり貸さない。自分で探すのは楽しいことだし、見つからなくて“飢える”という感覚もまた楽しい。そんな楽しみを奪っちゃ悪い。稀少本は仕方ないから貸す。手に入らない、というのも悪くないよ。

■ちなみに俺は今コートと時計が欲しい。手に入らない状態を楽しんではいるが、もう充分満喫した気もするので、くれるならもらいます。