漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

エヴァvs.マジンガー

■「漂着教室」は比較的街なかに近い場所にある。映画館にも歩いて行ける。ずっと観たいと思っていたのだろう。子供がスタッフを誘って「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」を観に行った。そういう使い方ももちろんありだ。映画はたいそう楽しかったらしく、戻ってきてから興奮して感想を語っていた。

■しかし、エヴァンゲリオンの人気はすごい。俺はマジンガーZで育った口なので、正直、主人公のしち面倒くささについていけいないのだが、見てる子があんまり多いので(スタッフにも多い)、遅まきながら目を通してみようかと思っているところだ。映像は時間がかかるからマンガで。

■それにしても、彼らはエヴァの何にそんなにシンクロしてるのだろう。エヴァまたはガンダム、もしくはその両方に、子供らは見事にはまっていく。そして両方とも俺はイマイチ好きになれない。俺が「そんなごちゃごちゃ言うくらいなら乗るなよ、バカ」という乱暴な感想しか持てないのはなぜなのか。考えてみると面白い。「力」と「使命」とどちらが先にあるか、またはエヴァンゲリオンがケーブルで接続されているという事実、この辺が鍵なんだろうか。


■訪問支援をしている団体に聞き取り調査をしたい、と首都大から齋藤さんという方が見えられた。大学院で学ぶ一方、スクールカウンセラーとして小学校へ赴き、また不登校、ひきこもりへの訪問支援を行うNPO法人の理事もしている。活動の理念と実践、問題点などについてかなり突っ込んだ話をした。また、数人のボランティアスタッフにも話してもらった。

■以前にも書いたが、こうやって改めて他人に活動内容を問われ、話すというのは大事だ。たまにそうやって掘り起こさないと、いつの間にか"当たり前"でいろいろ通してしまって、気づきがなくなる。久しぶりに掘り起こして脳が活性化したのか、その後のスタッフミーティングで少し喋りすぎてしまったことに、一体何人が気付いたろうか。