漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

道教委との懇談会とFSネット総会

■訪問をお休みにして、北海道教育委員会と道内フリースクールの懇談会に出席。

■出席した団体は14団体。来ていない団体も多数あったが、逆に今年初めて出席したという団体も三つ。うち二つはアンテナにも載せているこども共育サポートセンターとDolphin。もうひとつ、興部村にある「杜のがっこう かしずき」というところが来ていた。

■懇談会の内容は不満の残るものだった。相も変わらず、フリースクールに対する十項目の支援策*1と次年度不登校児童生徒対策事業の計画の説明。今年は北海道教育ビジョンが完成したので、その概要版を流し読みして「質問などありませんか」で「情報交流」は終了。続いて意見交換へ。新しい団体三つに紹介をしてもらうが、その後は特に質問が活発に出るということもないので、最近の話しや連携について話してほしいということで各団体が順に発表。

フリースクール等ネットワークとして、これまでに次の四点を要望事項として挙げている。

  1. 連携の推進
  2. 問題の共有
  3. 情報の開示
  4. 公的な支援

昨年11月の懇談で要望として文書化して渡している。しかし、今回はそこからの発展は一切無かった。これには失望した。次回懇談会は八月の予定。

■懇談終了後、FSネットの総会。06年度活動報告、会計報告、新役員の選出の後、07年度活動計画について話し合った。直前の懇談を受けて、まず顔の見える、つながっていけることからつながる活動をしていこうという方向性を確認。そのために、活動量を増やすべく、対外交渉・FSネットのイベント等・公的支援の要請それぞれの活動について専門のチームを作り活動すること/各団体にお手伝いをお願いしていくことを決める。

■会議二発終了後、帯広のクラムボンの寺本さんを連れて漂着教室へ。帯広から遊びに来たときにお泊まり会とかするのもいいかもね、などの話し。帯広つながりで寺沢くんにも連絡を付け来てもらう。結局連携ってこうやって顔を会わせて話しをすることから始まるんだなぁ、との思いを強めた。仕事の話しばかりじゃ、連携じゃないよね。

■夜、明日で最後の訪問という子供から連絡あり。39度の熱が出て無理とのこと。尻切れトンボな感覚だが、今生の別れという訳でもあるまい。また会う日まで。つーか、漂着に来い。というような話しをした。またな。

*1:道立施設の利用料減免、事業案内・研究報告等の送付など。詳しくはここを参照。