漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

今年度も

■「公的助成をしてくれ」「それはできない」という道教委とのいつもの遣り取りが、今年の懇談会では少し違った。財政支援の拒否は変わらないが、道と道教委で協議会をつくり支援策を練っているところだという。やれることはしたい、とのことだった。

■3/10の道議会本会議で、小林郁子議員フリースクールへの支援について質問をした。会期延長で叶わなかったが、道教委との懇談会にも同席する予定だったという。道教委の対応の変化は、この影響を受けてのことと見て間違いない。ついでを言えば、小林議員を動かしたのは、2月の教育フォーラムでされた保護者の話なのも間違いない。

■しかし、支援策を練るのに当事者であるフリースクールを入れない、というのが道教委らしいといえばらしいな。

■懇談会でも取り上げたが、神奈川県では、学校や教育機関フリースクールで「学校・フリースクール等連携協議会」という組織をつくり、共同で事業を行ったり行事を開催している。道教委も懇談会や支援会議でフリースクールと連携していると言うが、行政の企画する会議に民間団体を呼んでいるだけだ。

第1条 本県において、不登校児童・生徒のために居場所作りを進めるフリースクールやフリースペース等(以下「フリースクール等」という)と、学校や教育関係機関(以下「学校等」という。)との連携・協働を推進するため、神奈川県学校・フリースクール等連携協議会(以下「協議会」という)を設置する。


第2条 協議会は、次に掲げる事項について協議する。
(1)学校等とフリースクール等との相互理解の推進に関する事項
(2)学校等とフリースクール等との連携のあり方、及び具体的連携方策に関する事項
(3)その他、協議会が必要と認める事項
(学校・フリースクール等連携協議会設置要項より)

先ずこういう組織をつくろうよ、と今年度も要求していくわけです。

■風邪がなかなかよくならない。調子が悪いとどんどん人を遠ざけて、話しかけられるのもイヤになるので、さっさと治さないと仕事にならん。