漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

緊急シンポジウムのお知らせ

■北海道子どもセンターよりお知らせを頂きましたので、以下に転載します。

「緊急シンポジウム 全国一斉学力テストを考える」


来る4月24日、愛知県犬山市と一部の私立学校を除いた全国全ての小6、中3を対象に「全国学力・学習状況調査」(全国一斉学力テスト)が行われようとしています。
その日は、学力テストの他に「学習塾への通塾」「個人・家族の状況」等の調査を行い、解答用紙には、学校名、個人名まで記入させるという内容になっています。しかも集計(採点業務含む)は、受験・情報産業に委託するというものです。
今回の一斉学力テストには、学力の向上につながるのか、学力競争に拍車をかけるものになりはしないかとの不安も高まっています。既に実施されている東京都の状況に学び、多くのみなさんで、この問題について考えてみませんか。(参加者による討論あり)


パネラー:
・坪井由実氏(北海道大学教授)〜教育行政学の立場から
・大口久克氏(道教組書記長)〜北海道の教育現場から
・河合尚規氏(東京都小学校教員)〜東京都における学力テストの実態
・保護者(新日本婦人の会
コーディネーター:三上勝夫氏(北海道教育大学教授)


日時:3月17日(土)18:00-20:30
会場:かでる2・7 820研修室(札幌市中央区北2条西7丁目)
費用:500円(資料代)
主催:北海道子どもセンター、北海道の教育改革をともに考える会
問合せ:北海道子どもセンター(011-733-6606)
    北海道の教育改革をともに考える会(011-778-0401)

ちなみに犬山市が不参加なのは、犬山市教委が独自の取り組みを行い成果を挙げているからだ(本にも紹介されている)。札幌市教委、道教委が参加を決めた理由を知りたい。


(3/10夜追記)
■下は一斉学力テストの際に行われる調査の内容(要PDF)。こんな調査、記名でやらせるなんてどうかしてるぞ。で、それを全部ベネッセとNTTデータ文部科学省が握るわけだね。悪いことは言わない。みんな、テストの日は学校休め。
小学6年:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/12/06122103/002.pdf
中学3年:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/12/06122103/003.pdf