漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

すったもんだの年度末

♪訳もわからずにコロナコロナで、日が暮れる


らんま1/2 じゃじゃ馬にさせないで

■イベントはあっちもこっちも自粛に中止。街を歩けばみんなマスクで、うっかり咳をすればにらまれる始末。日曜のサンデースクールも中止になりました。全道の小中学校が休校になって、外出も控えるようお達しが出ているからだよ!

■さて、その一斉休校だけど、北海道知事が「政治判断」で教育委員会の頭越しに学校へ要請したのはおかしいと俺は思っている。あれを「英断」と持ち上げるのはよくない。教育委員会がほかの行政から独立しているのは政治から距離を置き、中立、専門的な行政運営を担保するためであり、戦争中、国家権力が教育を支配したことへの反省から生まれたのではなかったか。

■今回はたまたま「子供の健康」「子供の安全」にかかわるものだったというだけで、やったことは首長による各学校への「動員」でしかない。これを「良し」とするのなら、勤労奉仕だろうが援農だろうがなんでもできる。そんなものに拍手喝采してどうするの。首長がしゃしゃり出て大阪の教育がどうなったのか調べてみればいい。

■札幌市教育委員会は家庭の事情も考慮し、道教委と足並みをそろえなかった。それでさんざん抗議の電話が来たらしいが、独立性を保とうする点では札幌市教委の方が評価できる(交渉相手としては本当に面倒なんだけど)。非常時こそ手続きを守らないと、それこそ議事録ない、文書もない、口頭で決裁しましたで済んでしまう。

■とにかくあれを評価してはダメ。早速、後手後手総理が真似してるしさ! しかも対象、期間マシマシやで! で、即座に国の要請に合わせる道知事。ちゃんとした手続きを踏め。
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■そして漂流宴会で飲んでいるあいだに「緊急事態宣言」が出ましたよ。アホか。