漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

友人と語る

■朝、屯田から北はすごい雪だった。石狩の方には地吹雪でちょっと行けそうにないので一件休みにしてもらった。

■漂着には二人来客。一人はパソコンを作りたいそうな。友達で電気工作好きがいるというので、うちにある古いパソコンを修理して使うのはどうかと持ちかけてみた。どうせ壊れてもいいやつなので、直ればめっけものだ。友達と相談してみるということであった。

■昨日の日誌の件について、現役高校教師の友人と話した。

子供じゃないんだから、遅刻がいけないことくらいは分かってるだろう。遅刻してどうなるかも知ってるだろう。その後はそれぞれの領分だ。大学生に遅刻指導はしない。同じことだ。

ぼくも基本的に相馬氏と同じ立場なのだが、どうもここが違うらしい。友人曰く「色々聞いても進学校なら放っておいてわかる子ばかりなんだけど、うちくらいだと放っておいてわかる子とそうじゃない子がいる」とのこと。ぼく自身が持っている高校生像が現実と乖離していることを考慮して更に考えないといけないと感じた。また、

しかし、毅然とした取組というよりは、むしろ過保護に俺には見える。だいたい教師も大変だろう。ほっとけないのかな、高校生なんだから。

不登校の子供に接する態度を「積極的に待つ」と語ることがあるけれど、これは家庭や第三者の場合であって、学校の場合はその「積極的」をもう少し進める機関であるとシステム上性格づけられているのかもしれぬ。つまり、この記事のように指導することこそが、学校にしかできない指導ということだ。また、留年者・退学者の数が増えれば、次年度のクラス編成が難しくなるという問題も生じるとのこと。なかなか一筋縄ではいかないようだ。

■この友人は、新年度からの座談会への参加も快く承諾してくれたので、その時にもまた話が弾むことだろう。楽しみ楽しみ。