漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

昔と今→大人と子供

■訪問が休みになったので、たまってた本を読んだり本屋に行ったり、本と戯れて過ごす。しかし、こういう時間こそケータイの機種変更に充てるべきだったな。あれは意外と時間がかかる。こうしてるうちに目当ての機種がなくなったりするんだよな。

■朝のワイドショーで、『国家の品格』を書いた藤原某が教育の大切さを語っていた。曰く、今の日本人はかつての伝統と美徳を忘れ堕落している。大人はもうどうしようもないので、この国を立て直すには子供しかない。ゆえに教育が最も重要である。でも、子供を教育するのは、その"どうしようもない"大人だと思うんだけどなあ。大人がどうしようもなかったら、子供も同じになるんじゃないの。それとも子供だけ隔離するのか。

■こうやって大人と子供を簡単に分断するような人が、「伝統」を口にするのを訝しく思う。教育を変えるってことは、親子を分かつことにもなるんだけどな。それに抗するためには、親は親の受けた教育を通す必要があって、なのに家庭教育にまで踏み込む新教育基本法は、家庭崩壊を推進するつもりなんだろう。(1/10夕)


■夜は月例ミーティング。ボランティアスタッフ募集の告知を出したおかげで、新しいスタッフが4人も入った。現在、スタッフ不足で訪問の新規受付を停止しているが、もうすぐ再開できるでしょう。そのときはまたお知らせします。でも、新スタッフはみんな女性なんだよな。相変わらず男性スタッフが足りん。

■「漂着教室」に打楽器が欲しいと言ったら、スタッフの寺沢くんがボンゴと民族楽器のような太鼓をくれた(貸してくれた、かな)。ありがとー。(1/10夜)