漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

とりあえず報告

■第八回不登校・登校拒否を考える全道のつどい。初日の9日は二十名強の参加者があった。今回から二日に分けて実施したのは、遠くから来る人のことも考えてだったが、厚岸や稚内からの参加者があり、この点は成功だったのではないか。最初のアイスブレーキングも、戸惑いのある人もいたがやってみるとみんなで和気藹々となっておりよかった。話し合いにすっと入ることができ、名残惜しいくらいだったのが何よりの証拠と思う。

■10日は、午前はぼくがコーディネーターでシンポジウム。特にタイトルは決めなかったが、当事者・親(親の会)・支援者という三者が、不登校・登校拒否の状態を過ごしてきた中で、どのように人と出会い、つながり、変化してきたかを語ってもらった。一人頭15分という時間だったので、もう少し長くても良かったかもしれない。

■午後は分科会。ぼくは高校生の不登校・登校拒否についての分科会に参加した。こちらはクラーク高校北星余市高校の先生たちも来ており、中学まで不登校だった子供が進学した後の苦労についてどのように取り組んでいるかが話し合われた。

■結局今回のつどいには合計で100名ほどの参加者があった。しかし、新規の参加者はそれほど増えていないように思うし、当事者やその家族よりも支援者や学校の先生の参加が増えているように思う。ただ、今までに比べて男性の参加者が多かった印象があり、この点は成功と思う。内容について参加者がどのように感じたか、早くアンケートを見てみたい。実行委員の皆様、お疲れ様でした。

■終了後、旧小熊邸倶楽部の人たちや市民活動促進センターの小椋さんらとアウ・クル飲み会。手作りキムチと羅臼産カキの鍋、殻付カキの酒蒸し(生でも食した)、ビール、マッコルリ、4年もの梅酒、高級いくらなどあり。アウ・クル内の他団体にも振る舞い、各部屋から狂喜の歓声が上がって楽しかった。今年一番の贅沢だったんじゃないかなぁ。キムチ製作者としても大満足でした。